消費税率引き上げ確定か?結婚式への影響は!?

以前から示されていた方針の通り、2014年4月に消費税率が8%に上がることがほぼ固まったというニュースが流れました。
消費税率が上がる、となると、大きな金額の買い物は一瞬「活性化」します。
結婚式も同じ、4月に税率が上がる、と予想して、3月までに結婚式をと考える方も増えているようです。

確かに、結婚式に300万円かかるとすれば、現在の5%で15万円、これが8%になれば24万円の消費税を払うことになります。
その差は9万円、個人にとっては高額です!
結婚式のアイテムをグレードアップするにも充分な金額ですし、節約派なら貯金に回せば大きいですよね。
庶民の感覚では決して景気が上向きとは言えないこのご時世、3%はかなりの違いになると言えます。

1997年(平成9年)4月に5%になった当時も、税率が上がる前に結婚式を、というお客さまで駆け込みの予約が非常に増えました。
クルマや住宅など、大きな買い物は特に駆け込み需要が生まれるのですが、結婚に伴って住宅を購入するというご夫婦も多いでしょうから、この瞬間もあれこれ考えている方がいらっしゃるでしょう。

既に4月以降の結婚式を予約した場合はどうなるの!?と心配している方もいらっしゃるのでは?
通常、税率アップが決定する前に契約を交わした結婚式については、経過措置として契約時の税率が適用されることになるはずですのでご安心を。
ただし、結婚式というのは契約の時点で金額が確定していない、少々特殊な契約形態だと言えます。
契約した時点での見積書が1つの基準となるのは間違いないですが、契約した会場毎に方針が出されることになりますので、詳細はきちんと確認するようにしましょうね。

東日本大震災の復興はもちろん、老朽化したインフラの整備など、税率アップが必要なことももちろん理解できます。
消費したものに掛ける税金ということで、平等であるという見方もできる消費税。
でも、税率を上げる前に、無駄遣いが本当にないのかを徹底して洗い出し、対処してからにしてほしいものですね。
2015年10月の10%への引き上げも、できる限りの対処をした後に、とにかく慎重に検討してもらいたいと思います。