まごころと笑顔

星野リゾートの星野社長が、BS JAPAN『マネーの羅針盤』で語っていらしたこと。
「西洋のホテルの客室清掃とは、元の状態に戻すこと。
それに対し、日本の旅館の清掃は、その日のお客さまのために設えること。
だから、スタッフの文化度が問われる。」

だいぶ前に録画した、日本テレビのドラマ『チープ・フライト』では、
サービスを削って料金を安くしているから最低限に、という方針に戸惑いながら、
自分たちのスタイルにたどり着いたCAたち。
「まごころと笑顔はタダ!」
お客さまが楽しく笑顔になるために自分たちができることをと考えて取り組んでいた姿が印象的でした。

高級旅館とLCCという環境の違いはあっても、そこにあるおもてなしの精神は共通ですね。
その環境でできることを考え、行動に移すことが大切。
コストを掛けられるからいいサービスができるのではない。

これはウェディングも同じだと思います。
サービスする立場の私たちはもちろん、ゲストをおもてなしする側に立つ新郎新婦にも言えることでしょう。
おもてなしとは相手のことを慮ること。
相手を慮れるということは、相手の立場に立って考えられること。
まさに「文化度」が必要なことなのだと感じました。

限りある予算を上手に使い、ゲストに楽しく過ごしていただく。
まごころを込めることが楽しんでもらう秘訣なのですよね。