リハーサルのすすめ

私が今まで仕事をしてきたところでは、ヘアメイクのプランにリハーサルがセットされているか、オプションの場合も必ずオススメをしておりました。
もちろん、しない方もいましたが、やっぱりリハをしたほうが安心感と当日のラクチンさが増すのです。

メイクさんがどんなに腕がよくても、初めてお会いした時の緊張感は無くすことはできないし、花嫁さんだって初めての相手に本音をぶつけるのは難しいでしょう。
当日の朝は、ヘアメイクさんとも私たちプランナーと同じように「おはようございま~す」と気心知れた挨拶をしていただいて、リラックスした気分で特別な日のお支度を始めてほしい。
それがリハーサルをオススメする一番の理由です。

私自身は花嫁としての経験はないけれど、人にメイクしてもらった中で「やりなおしたーい」と思っているのは、成人式の写真撮り。
もちろんキレイにやっていただいたのでしょうが、振袖の派手さに負けないようにと私の薄い顔に濃いめのメイクをしてくれたわけです。
もう10ウン年前ですから、着物独特のメイクが当たり前だったし、私は逆に普段はメイクなんてあまりしてなかった。
なので出来上がった顔に対してとてつもない違和感を感じてしまい、もうちょっとこうしてほしいのに・・・と思いながら、忙しいスケジュールの中でなんともできないまま、あれよあれよと言う間に写真館へ移動。

そして後がつかえた状態の写真館さんは、いかにも「無理やり笑いました」という表情の写真を撮って終了。
その時は分かりませんが、後から写真を受け取って、二度とその写真を開きたくなくなりました(笑)
もちろん「それなり」に写っているわけですから、これは写真屋さんの腕のせいではないんですけどね。

もし成人式のリハーサル、または打合せがあったとしたら、きっと希望をちゃんと言っていたし、当日もスムーズで納得いった気がします。
(成人式のヘアメイクにもリハーサル導入を強くオススメします)

ちなみに私の時のことを教訓にして、1つ下の妹は成人式の写真は前撮りを実施しました。
ずるいぞっと姉は声高に叫んだのでありました……