プライベートスクールへの想い ― ウェディングプランナー育成のこと

ニュース欄でお知らせしたプライベートスクール「The Wedding Academy(ザ・ウェディングアカデミー)のこと、
スタートに至った想いを少し書きたいと思います。

古くから受け継いできた日本人の結婚式に込める「」を、日本人らしく「」にできるウェディングプランナーを増やしたい……。
かなり前から頭にあった構想でした。

実は、知識も経験がなくても、手を挙げれば名乗れてしまうウェディングプランナーの仕事。
国家資格が必要なわけではないので、誰でもなろうと思えばなれるのです。
以前からウェディング業界への異業種参入が増えていましたが、
参入の割合が多いのは、式場ではなくフリープランナーではないかと思っています。
ある側面に触れたことがあるだけなのに、それを経験値として掲げている方も少なくないのです。
残念なことですが、ウェディングプランナーの仕事が「専門職」として認知されていない証なのかもしれませんね。

経験があろうがなかろうが、新郎新婦が満足すれば表向きは「プロ」なのかもしれません。
しかし、新郎新婦だけではなく、親御様やゲストは本当に満足しているのか?
それが常々疑問でした。
かつて私は、プランナー(特にフリープランナー)には経験が大切と思っていました。
しかし、経験が少なくても素晴らしいプロデュースをするプランナーがいることも事実。
それに、異業種参入や未経験で「プロ」と名乗っている危なっかしい事例がこれだけある。
だったら、初心者からフリーになるのもアリではないか?
最近はそう思うようになっています。

しかし、大金をいただいてプロデュースするにも関わらず、
いきなり単独で、何のチェックもなく仕事を請け負われて、もし間違いがあってはお客様が不幸。
たとえ、そのお客様が間違いに気付かなかったとしても、です。

お客様とプランナーの間柄とはいえ、人と人とのつながりですから相性は大切。
この人にお願いしたい……そう思ってくれたお客様に報いるためにも、
プランナーの先輩として新しい人たちをサポートしたい。
それで思いついたのが、カリキュラム修了後の、登録制度と独り立ちするまでのバックアップサポートです。

いきなりお客様の大切なウェディングを、ひとりで請け負うのではなく、
きちんとプロのチェックを入れて、確実にウェディングを創り上げていけるように、
ウェディングプランナーの登録制度を作り、きちんと独り立ちできるまで面倒を見れば、
お客様にも安心して依頼していただけるだろうし、私たちが持っている経験値もシェアできる。
もちろん、チェックを受けている間は「初心者マーク」を表示して、お客様にもそれとわかるようにしてもらいます。

未経験でもフリープランナーを目指してもらうことはできますが、やはり経歴はお客様にとっては重要な判断材料。
詐称など決してしないように、明示することを義務づけつつ、信頼してくれるお客様がいれば先輩のサポートでプロデュースをさせていただく。
想いはもちろん、スキルやノウハウの面でも安心していただけるプランナーを丁寧に育成できたらと思います。

book&heart

TWAはフリープランナーになる目的だけではなく、企業所属のプランナーのスキルアップの場という目的もあるのですが、
それは、プランナーの仕事において、所属に関わらず根本的なものは同じであると考えているからです。
企業所属のプランナーもフリープランナーも、ウェディングプランナーとして担う仕事は同じ。
働くフィールド、役割が違うだけなのです。
経験を積んだ企業所属のプランナーが、自分たちにできる範囲からでも別の手法を取り入れてみてほしい。
そうすることで、その企業のお客様に提供するサービスの可能性が広がる。
より多くの新郎新婦に、幸せなウェディングのひとときを過ごしてもらえることにつながるはずだからです。

フリーウェディングプランナーを紹介する「エージェント」機能も、TWAに続けてスタートする予定です。
親御様や全てのゲストの皆さまが、楽しめるウェディング。
日本人が大切にしてきた「心」を踏まえて、そこに新しいものを適切にMIXさせ、「形」を創っていける。
そういう、日本のプロフェッショナルなウェディングプランナーを紹介していきたいと思います。
結婚を控えた方は、ぜひ楽しみにお待ちくださいね!


The Wedding Academy ザ・ウェディングアカデミー
フリープランナーになりたい、スキルアップしたいあなたをサポート。
プロとして独り立ちするためのプライベートスクール。

The Wedding Academy

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