割引は金額を見るべし

とあるブライダルフェアの終了時間近く。
とあるご新郎のこんな声が耳に飛び込んできました。

5%だったら1,000円くらいだろ?
今決めなくていいよ!

こちらのフェアでは、決定すると割引がつくという特典があったのです。
終了間際の時間、まだあれもこれも決めなきゃ、と慌てているご新婦。
そんなご新婦に、ご新郎がパパッと計算して言ったのが、上の言葉。

割引率の小さいものは実際に割引される金額も小さいわけで、計算すると意外と冷静になれるもの。
例えば350円のプチギフトなら、5%で18円引き、50個頼んでも900円。
うーん、おふたり分の交通費の方が高いかも……

時間が限られている場合は、フェアで見るものの優先順位を決めるとよいのですが、割引をGETしたいあまりに、慌ててしまって選び損ねるのもいけません。
そういった場合、小さい金額のものは優先順位を下げてもよさそうですね 。

もう1つ例を挙げれば、招待状なども、金額は小さい割に、時間がかかります。
実は、打合せでも同じサンプルを見ながら、同じ内容の話をしますので、その場で詳細まで決めなくても大丈夫。
どちらかといえば、披露宴の全体像が決まってから、それをイメージさせるデザインのものを選んだ方が、
コーディネートの観点から言っても理にかなっているんです。

パパッと計算して、即断し、ご新婦を引っ張っていったこのご新郎。
お隣のスタッフさんと、おお、カッコいい と思わず顔を見合わせたのでした。