ロイヤルウェディングをお手本に(3)

英国のウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんの結婚式

新郎新婦としてのマナーやこだわりも参考になりました
挙式は王室が元首である英国国教会の方式で取り行われましたが、

王室とはいえ、ふたりの希望が尊重された内容にしていたようです
大編成の聖歌隊が印象的だった挙式の音楽

曲目は、父君のチャールズ皇太子を中心に選ばれたものだそう

イギリスの若手の作曲家の音楽も多く含まれていたそうです
聖歌は新郎新婦が選んだ曲で、ある程度の制限はあるのでしょうが、

ふたりが選んだ曲を演奏するケースは増えているらしいですね

そして、愛を誓い合う場面、

伝統的には、花嫁は「夫に従う(obey)」という言葉を述べるのが従来の慣習のところを、

ケイトさんは「夫を慈しむ(Cherish)」としていました
実は、ウィリアム王子の母君、ダイアナ元妃も同じ言葉を述べたそう

夫婦は対等であるという、現代的な誓いの言葉は、

結婚当時のダイアナさんの、シャイな雰囲気とは少々異なりますが、

その後の自立した彼女の雰囲気を予言するかのような誓いだったのですよね
単に、ふたりの考える夫婦の形にぴったりだったためか、

そんなダイアナ元妃の想いを受け継ぐ意味もあったのか、

ある意味、一般的な夫婦の誓いを交わしたということも言えるでしょうね

神前式にしてもキリスト教式にしても、日本の場合は誓いの言葉を修正する人はほとんどいません

どの宗教においても、ふたりの夫婦としての決意を神様にお知らせするのが誓いの言葉

もし、誓いの言葉に違和感を感じた場合は、変更が可能かどうか相談してみましょう
もちろん、司式される方の考え方もあるので、すべてが可能とは言えませんが、

違和感を感じる内容をそのまま口にすることはないと思います

納得した上で、誓いの言葉を述べてほしいですから・・・
人前式であれば、誓いの言葉は基本的に自分で考えてもらいます

考えてきた言葉をふたりで唱和するカップル、交代で読むカップル、

琴線に触れた誌を読むカップル、家訓のような内容を考えてきたカップルなどなど、

好きな形で、好きな言葉で誓いを立てるのが人前式です
誓いという夫婦の約束を、自分たちの心が最も込められる言葉で交わす

大切に大切に、誓いの言葉を考えてほしいなと、

ロイヤルカップルの選択を見て、改めて思いました

 

ウィリアム王子、キャサリン妃、どうぞ末永くお幸せに・・・

 

2011-05-03 15:00:00