母親の装い
海外のフォーマルウェアのルールでは、昼間は肌の露出や光を抑えたドレス、夜は袖のないフルレングスのドレスに光るアクセサリーといった服装になりますが、日本の結婚式における母親の立場の服装と考えれば、昼間のフォーマルウェアに即した衣裳がふさわしいでしょう。
母親の服装といえば黒留袖というイメージがまだまだ強いため、洋装はカジュアルに見られがち。
長めの丈のドレスやスカートに、華やかなジャケットやブラウスを合わせて、コサージュなどで華を添えましょう。
髪型や靴、バッグなどでフォーマルさをアップ、ヘアスタイルはプロにセットしてもらうのがおすすめです。
父親の装い
男性の場合は、モーニングスーツが昼の正礼装です。
フォーマルの正式なルールでは夜はタキシードがふさわしいのですが、日本で父親の立場なら夜でもモーニングを着る習慣が根付いています。
黒の礼服(ブラックスーツ)は、親の服装としては軽くなってしまいますので、式場がよほどカジュアルな雰囲気でなければ正礼装で揃えるのが望ましいでしょう。
服装を選ぶ際の注意点
両親の服装の最大の注意点は、両家で格を揃えることです。
フォーマルさを意識しつつ、上品で華やかさもある装いを心掛けて、両家で相談しながら選びましょう。