披露宴では、料理と飲物に予算の半分近い金額がかかります。
また、招待する人数が多くなるほど、1名分の金額差が1,000円だとしても、合計金額の差はより大きくなります。
料理や飲物を決める際には、ゲストへのおもてなしとして適切かどうかはもちろんですが、全体の予算とのバランスを考えることも必要になります。
できる範囲でグレードアップ
どの式場も、2,000~3,000円の差でコースを作っていますので、単純に決められたコースでグレードアップしようとするとぐんと予算が上がります。
Aコースを基本に、肉料理だけBコースに差し替えるという変更や、食材のグレードアップをする、オプションで品数を増やすといった変更ができる式場もあり、コースをグレードアップするのに比べて差額が小さくて済むことも。
予算が厳しい場合は、そういった方法がないか相談してみるといいでしょう。
オリジナルメニューはできる?
仕入れさえできれば、特定の産地の食材を使ったり、持込みの食材を使ったりしてメニューを考えてくれるところもあります。
地元の食材を取り入れたい、実家が農家なのでお父さんが作った野菜を使いたい、ふたりの思い出の一皿を加えたいなど、こだわりがあるなら、それを直接リクエストしてみるのもいいでしょう。
デザートブッフェや、カットや仕上げを目の前で行うメニューなど、披露宴の1つの演出として取り入れられるものもあります。
食事を楽しむことをメインに考えているなら、料理と演出をミックスできるようなメニューはぴったりだと思います。
試食してみよう
試食の機会が持てるなら、実際にコースを食べてみるのもおすすめです。
披露宴当日、新郎新婦は料理をゆっくり食べることはできません。
事前に自分たちで食べてみることで安心してゲストに出すことができますし、当日あまり食べることができなくても残念な思いになることもないでしょう。
いつもと勝手が違う衣裳を着ていたり、中座の時間が多かったりする関係で、新婦は特に料理を食べることが難しいのですが、中には新婦用のライトメニューを用意している式場もあります。
試食でゲストと同じ料理をしっかりと食べたなら、当日は食べやすさを優先してそういった軽いメニューにするのもいいでしょう。
料理は披露宴のもてなしの要、世代に関係なくゲストが楽しみにしているものです。
納得いくおもてなしになるように、また予算とのバランスが取れるように選んでください。