車椅子ごとお色直し!負担も軽いオリジナルドレス

ホテル日航東京で始まる挙式プラン「ユニバーサルウェディング」では、
車椅子の花嫁さんのために考えられたオリジナルドレスやシューズも利用できます。

こちらはウェディングドレス。
車椅子「Isco」のドレスと一体化し、美しく見えるように考えられたもの。

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オリジナルドレスのデザインは、「Atsu Nishikawa」の西川温さんによるもの。
デザイナー自らドレスチェンジを披露してくださいました。

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ティアードスカートの途中からフリルを外せば、ミニドレスにチェンジ!
車椅子もフリルで飾られているので、ミニになっても可愛らしさはそのままです。
アイディア豊富、センスも素晴らしい温さんだからこそのデザインですね。

花嫁さんのお隣の男性は「Isco」の開発者の方。
まるで花嫁の父のように、誇らしげに、ちょっと心配そうに寄り添っていらっしゃいました。

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そして、足もとには可愛らしいブーツが。
義足などを手掛ける会社さんが、足に負担がないように考えて作ったものです。
可愛い靴を履きたいという花嫁さんの想いに寄り添った靴、もちろんパンプスタイプもあるそうですよ。

 

続いて、お色直し。
車椅子に座ったまま、ドレスチェンジがはじまりました。

新婦、そして車椅子にも華やかなプリントのスカートを着せかけて、
上半身もおそろいのプリントスカーフで飾ってアレンジ。

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ブーケを持って完成です!

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このブーケも、力が弱くても持ちやすいように、凹凸が付いた太い持ち手をつけてあります。
自立もするので、テーブルに置いたりするのも楽なのだそう。

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専用車椅子や各アイテムの開発を行ったスマイルエッセンスのCEO・川端さんによれば、
人的サービスの充実度からホテル日航東京とのタイアップを決めたとおっしゃっていました。

たとえ完全バリアフリーの会場だったとしても、スタッフが目を配るからこそいい気分で過ごせるわけで、
段差が多少ある会場でも、スタッフの目配りや介助によって、単独で動ける会場よりずっと気分よく過ごしていただける場合もある。
設備=ハードだけでも、気持ち=ソフトだけでも、バランスのよいサービスはできないですから……。

それぞれの道のプロが集まって、それぞれの役割で開発された「ユニバーサルウェディング」。
いいツールを開発したからこそ、その力を最大限に生かせる環境で提供したいという思いが伝わってきました。

ウェディングの場を創るプランナーとして、とても嬉しいのは、
お客様にとってベストな環境を整えるためのひとつの選択肢が増えたということ。
車椅子「Isco」による可能性の広がりを感じられた1日でした。

■Plan info■
ホテル日航東京
挙式プラン「ユニバーサルウエディング」