神事と娯楽の共存ー大相撲観戦の楽しみ

日曜日に千秋楽を迎えた大相撲九月場所、横綱・白鵬関の優勝でしたね。
やはり強かった白鵬関!

さて、ちょうど折り返しを過ぎた9月22日に、私にとって初めての大相撲観戦に行ってきました。
思った以上に楽しみがたくさんあったので、レポートしようと思います。

今回の観戦は、相撲好きの着物関係のお友達がチケットを手配してくれ、当日の過ごし方もいろいろご指南いただきました。
十両の土俵入りから見るために14:00頃を目指して両国国技館に到着!

関取陣がちょうど国技館に到着する時間帯。
栃乃若関が入っていきました。

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入口にはこのパネルが!
今話題の遠藤関にお姫さま抱っこしてもらえます(笑)
髷を結った姿の新バージョンでした。

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中に入っていくと人気の親方との記念撮影会が行われていました。
引退された琴欧州さんのとなりで、外国人の方が実に嬉しそうな笑顔をしていました。
黄色い人は「ひよの山」というキャラクター。

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貴ノ花親方も登場。
こちらの両隣の方も嬉しそうでした。
引退後もやはり人気が高いですね。

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名物の「やきとり」は国技館の地下で作っているのだそう。
相撲は手をつくと負けることから、手のない鳥が縁起物とされ、
蔵前国技館時代から、焼き鳥が名物になったのだそうですよ。

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パッケージも味があります。
もちろん、お味もなかなか。
観戦中のおじさま方は、お酒のつまみになさっていました。

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館内をぐるっと廻った際にすれ違った琴欧州さん。
駆け寄ったファンに笑顔で応えていました。

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プリクラも撮りました。
好きな力士ふたりを選べるんです。
人気の遠藤関と、お友達おすすめの逸ノ城関と一緒に撮りました。
(目がやたらとおっきくならないプリクラ機でよかった……)

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さて、十両の土俵入り。
化粧回しはやっぱり華やかです。
緞子織りや刺繍などで作られたもの、かなり重いのでしょうね。
東西それぞれの力士が土俵に上がり、手を打ち、化粧回しをちょいと上げて、両手を上げるなどの所作を行います。
元は神に奉げる儀式だったとも。

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まばらだった客席にも、徐々に人が増えてきました。
この日も「満員御礼」です。

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幕内の土俵入りは、ぐっと人数が多くなります。
身体も十両より大きく見えるんですよね。
土俵にみっちりと並んで同じ所作をします。

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その後、横綱の土俵入り。
まずは西方・鶴竜関から。
漢字一文字が大きく書かれた化粧回しは、太刀持ち、露払いと3人揃って一式。

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そして、東方の横綱・白鵬関。
四股も美しい。

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横綱土俵入り 東方・白鵬関(平成26年九月場所) 2014.9.22 from Megumi Shimizu on Vimeo.

 

この日はなかなか白熱した取り組みが多く、ラッキーでした。
一度押され気味になってからの逆転勝ちがとても多かったのが印象的でした。

新入幕ながら優勝争いに加わった逸ノ城関はもちろん勝利!
プリクラも一緒に(?)撮ったし、俄然親しみが湧いてしまいます(笑)

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遠藤関はものすごい懸賞金の数!
人気の程が伺えますよね。

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残念ながら負けてしまいましたが、実にいい勝負でした。

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物言いがついた取組みもありました。
毎回見られる光景ではないので、これもある意味ラッキー。

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白鵬関は順当に勝利でしたが、
結びの鶴竜×嘉風戦で金星が!

座布団も舞う!!
(本当は投げてはいけません)

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弓取り式は聡ノ富士さんによる弓取り式。
後で調べたら群馬の方でした。

弓取り式 聡ノ富士(平成26年九月場所) 2014.9.22 from Megumi Shimizu on Vimeo.

 

「はね太鼓」の音を聞きながら、国技館を後にしました。
旗もカラフルで美しいです。

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ちゃんこ屋さんでお鍋をつつきながらしばしのおしゃべり。
伊勢ヶ濱部屋のお相撲さんたちの手形の前で記念撮影。
久しぶりに着物を着ることもできてよかったです。
帯結びにかなり時間がかかったので、こまめに着たり練習したりしないとなぁ。

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こちらが観戦土産。
こちらの手ぬぐいやコースターなどのグッズ、粋なデザインですよね。
実は以前ウェディングをプロデュースさせていただいたお客様が携わっているんです!
うちわは公式LINEで友達になって、抽選に当たるといただけるもの。
角界でもデザインに力を入れたり、SNSやゆるキャラを活用するのですから、時代ですよねぇ。
若い層にもどんどん見てもらえるといいですね。

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祖母が必ず相撲をTVで見ていたこともあり、同世代の若貴最盛期の時代には私もよくTVで見ていたんです。
最近は、白鵬関をはじめ、実力派の力士もたくさん出てきて、また人気も復活しつつあるようですね。
日本人力士にももっと頑張ってもらって、ぜひ出世していってほしいです。

外国人のお客様が多かったのも印象的でした。
隣や後ろの席が外国人のグループだったのですが、なかなかエキサイティングに楽しんでいらしたようです。
勝負が決まると「Yes!!」と小さく叫んだり、いい勝負には歓声を上げたり。
ルールがわかりやすいので、きっと外国の方にもとっつきやすいんだろうと思います。

8時半から前相撲、序の口と取り組みが始まってから、結びまでずっと楽しむことができるそう。
食べたり飲んだりしながらわいわいと取組みを見るのが、江戸の庶民の楽しみだったのでしょう。
力士や行司の勝負時の緊張からは神事の空気、土俵際の笑顔の観客からは娯楽の空気、それが混じり合うちょっと雑多な感じ。
儀式としての側面と、庶民の娯楽としての側面が、いい塩梅に共存しているなと思いました。

ぜひまた見にいきたいと思います!