希望を実現できる会場を見極める

今や、一億総「オリジナル」時代。
「オリジナルウェディング」という言葉は少々歴史を感じる言葉になったので、あまり使われなくなりましたが、おふたりらしいウェディングを叶えることは、当たり前とされるようになりました。

イメージ通りの結婚式ができる会場を探すためのコツ。
その会場でおふたりが希望する内容を実現できるかどうかを見極めること、それが全てです。

会場が「おふたりの要望を叶えます」とアピールするのは当たり前。
アピールしていても、実はフツーな結婚式をやっているところと、特にアピールはしていなくても、かなりの幅を持って希望を叶えてくれるところとがあります。

もちろん、後者が理想!と思うかもしれませんが、そこはおふたりがどういったウェディングをしたいのか、それによって前者でも十分に希望が叶う場合もあるのです。

「フツー」と書きましたが、結婚式は三者三様、十人十色。
結婚するふたりが、これが自分たちが求めている結婚式、と感じられるものであれば、そもそも、フツーな結婚式というものはないはずです。

世間でフツーと言われるのは、恐らく昔から脈々と続けられてきた内容の結婚式。
決まりごとやしきたり、ゲストに対するマナーが適切に盛り込まれた、とてもよくできた内容なのです。
フツーというより「定番」と呼ぶべきものですよね。

結婚式は初めて計画する方が多く、何のベースもなく決めることはとても難しく、また、この定番通りが望ましい個所もあるので、打合せのたたき台には定番パターンを使うのが一般的。
この定番パターンそのままが希望通りなカップルもいれば、定番を思い切り崩しておふたり流にしていくことが必要なカップルもいます。
ですから、その会場で希望が実現するかどうかは、その会場が提案する内容が自分たちに合っているかどうかにかかってくるのです。

会場がアピールする「オリジナル」が、本当に自分たちが求めているものなのかどうか。
イメージ通りの結婚式を叶えるには、それをしっかりと見極めましょう。

なお、おふたり独自の内容にアレンジする際には、それがゲストに対して失礼にならないかという注意をしなければいけません。
希望する内容を聞きつつ、間違いを正してくれるアドバイスがもらえたら、さらに安心ですよね。
見学時にイメージを投げかけることで、そんな安心感を得られる場合もあります。

いずれにしても、やっぱり「どんなことをしたいのか」を明確にしておくことは大切。
自分たちにとっての「オリジナル」は何なのか、何を持って「自分らしい」とするか。
会場の考えるおふたりらしさやオリジナルが、おふたりの自分らしさやオリジナルの基準に沿っているかどうかがカギになるのですから、そこを明確にすることで、より見極めも確かなものになりますよ。