会場見学では必ず質問をしよう

くだらないことでもいいんです。
細かいことでもいいんです。
見学に行ったら質問は絶対にするべき!

その会場のスキルのレベルを、ただ話を聞いているだけで量るのは難しい。
といっても、初対面の人と話をするのは苦手、結婚式の「け」の字もわからないので質問できない、という方も多いことでしょう。
そういう場合は、以下のことをメモして質問してみてくださいね。

●実質的な金額と支払い期限
事前にこれだけは外せない希望については、ある程度ふたりで話し合って、見積りに反映してもらいましょう。
もし、まだ何がしたいかよくわからないのであれば、人気の演出やアイテムを盛り込んだり、全て中間ランクの金額にして見積りを出すなど、金額が上がることを想定しておくのがおすすめです。

●当日のタイムスケジュール
挙式と披露宴のスタート時間だけでは、当日どのような動きになるのかはイメージしにくいので、具体的な時間を聞くとよいでしょう。
遠方からゲストが来る場合は、宿泊の有無にも関わりますし、2次会の時間設定などにも影響します。
待合いスペースの利用時間が短いとか、他の新郎新婦とバッティングするというようなことも見えてくるかも。
希望すれば変更できるのかどうかは式場によって違うので、気になったらさらに確認を。

●持込みなどの決まりごと
申込み前に規約を一つひとつ説明してもらい、疑問点があるならきちんと確認してから。
こういった説明がきちんとなされない式場は、ちょっと疑ってかかった方がいいかもしれません。
くれぐれも、施設の素晴らしさに目を奪われて、ろくに確認もせずに契約するのは避けて。もしかすると、規定でやりたいことができないかもしれませんよ。

●料理や衣裳の実際の内容
料理や衣裳、装花など、こだわりたい内容をグレードアップして見積りしてもらうことが大切。
料理は、真ん中のグレードにしたけれど、思ったより内容が貧弱だったとか、衣裳を2着分にしたけれど、その値段で借りられる衣裳にはいいものがなかったなど、実際に準備が始まってみると、こんなはずじゃなかったのに、ということも多いんです。
自分がこだわりたい内容については特に、実際にいくらでどういった内容のものができるのかを詳しく確認しましょう。

●担当者は誰になるのか
規模が大きい会場ほど、見学時の担当者と、打ち合わせの担当者、当日の担当者が別のスタッフ、というやり方が定着しています。
もし、この人がいい!と思ったのであれば、担当をしてもらえるのかを絶対に聞いておくべきです。

実際には、お客様から質問がでないうちに、こちらからお話を引き出してご説明するのが私たちウェディングプランナーの使命ではあります。
しかしセールスという側面から見れば、よほどの必要がなければ自分の式場のウィークポイントはお客様には話しません。

少なくとも私の周囲にはないですが、中には悪質な隠し方をするところもあるようで……
そういうところにいった場合は、自己防衛をしなければいけないですね。
そう、質問は自己防衛にもなるんです。

悪質なところに引っかからないように、何か気になることがあればちょっとしたことでも質問してほしいなと思います。

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