独立して以来ずっとお世話になっているヒューマンアカデミーで、ウェディングプランナー養成講座のテキストを執筆させていただきました。
校閲の先生お二人、編集プロダクションの担当の方、そして担当スタッフのお二人と、カリキュラムや課題の内容など、構成からスタートして、半年以上の月日をかけたテキスト2冊。
印刷、製本されるテキストなので、とにかく綿密に校正を重ね、私のお客さまやお世話になっている会社さまをはじめ、本当にいろいろな方からたくさんのビジュアルも提供していただきました。
できあがったテキストを手に撮った時の喜びはひとしお!
愛おしくてたまりませんね。
まるで子どもを産んだような気分です(笑)
7月から、既に各校舎で使っていただいていますが、講師、受講生の皆さんからも好評をいただいているようで、ほっとしました。
ウエディングのプランニングとは、新郎新婦が思い描くウエディングを実現すること。それも、おふたりが思い描くものをそのまま形にするのではなく、よりよい形にすることがプロのプランナーの仕事。
プランナーがアドバイスを求められるケースが確実に増えていて、知識とセンスを兼ね備えた、プロフェッショナルなプランナーが求められている時代。プロフェッショナルなプランナーになるための基本的な知識と考え方、プランナーとしてデビューしてからも変わらずに軸として持っていてほしい心がまえを、このテキストにギュッと注入したつもりです。
「新郎新婦の思いを形にする」
「よりよい時間と空間の追及」
形にすること、時間と空間をつくることがしたくて、ウェディングの仕事に行きついたので、この2点は私のウェディングの仕事における永遠のテーマ。
なので、テキストの前書きにはこのことも書かせていただきました。
スクールは役に立たない、という言葉をよく業界の方からも聞きますが、知識が役に立たないわけはないのです。即戦力は無理な話ですが、早く戦力になれるように知恵を働かせることはできるんですよね。
スクールが役に立たないのではなく、学んだ知識を生かす知恵がない、または授けていないだけ。
知恵については教えた側の責任ももちろん大きいですが、学んだ本人、学んできた人を受け入れた会社の先輩や同僚にも責任はあると思っています。
変化が激しく、つい10数年前に当たり前だったことが、既に形骸化しているのがウェディングの仕事。基本的な知識を持っていない先輩が、間違いを知らずに後輩に教えているという悲劇的な環境も存在します。
ですから、せっかく自主的に時間とお金をかけて学んだ人が、いつでも見返してもらえる、財産としていつも手元に置いてもらえるような、知識と知恵を盛り込んだテキストを目指しました。
より多くの方のお役にたつテキストでありますように……
ヒューマンアカデミー
ウェディングプランナー講座