美味しいお料理をゲストに楽しんでいただきたい、型にはまらない結婚式をしたい、という希望にいち早く応えようとしたのがレストラン。オリジナル・ウェディングの先駆けともいえます。
また、古くから披露宴の会場となってきた料亭も、和の結婚式の人気の再燃にともなって見直されています。
挙式
挙式会場がないところがほとんどなので、会場内の小部屋やテラスなどを使用して挙式を行います。
洋風ならキリスト教式や人前式、和風なら人前式や出張での神前式ということになります。
人前式の場合は、披露宴を行う会場で執り行うこともあります。
本格的な挙式を望むなら、教会や神社などで挙式を行うのがおすすめです。
披露宴
披露宴会場はもちろん貸し切り、複数の披露宴が並行して行われることもありません。
インテリアも店のコンセプトに合わせてしっかりまとめられているので、会場の雰囲気を生かせば、飾り立てる必要もなくイメージが作れます。
演出も控えめにして、ゆっくりお食事をするだけでも、シンプルな結婚式という印象になるはず。
気張った雰囲気の結婚式にはしたくない、という新郎新婦にもおすすめです。
レストランや料亭として作られた会場のため、広い部屋を有する店はあまりなく、招待できる人数には限りがあります。
着席の場合は50名前後が最大のことが多いため、それよりも人数が多い場合は2部制にするなどの工夫が必要になります。
料理、飲物
料理ジャンルはその店が専門とするもの1択です。
オリジナルのメニューやウェディングケーキといった、料理に関するアレンジの幅が広いことが多く、相談すれば柔軟に対応してくれるはずです。
飲物、特にワインや日本酒などは、仕入れができれば特定の銘柄の用意が可能で、ソムリエなどの専門家がいるところも多いでしょう。
その他設備
設備は会場によってかなり差があるのが実情です。
古くから営業している小規模のレストランは控室や待合室の確保が難しいこともあります。
日本家屋の古い料亭の場合、控室は豊富でも、上下階の移動は階段になります。
逆に新しいレストランでは、計画当初からウェディングを受けることを念頭に置き、控室など設備が充実しています。
サービス
他に比べて自由度が高く、持ち込みなどの制限も比較的ゆるやか。
環境が許せば希望を実現できるように努力してくれるところがほとんどです。
披露宴会場は1つだけなので、挙式・披露宴の間は全スタッフが自分たちだけのために力を注いでくれるのも大きな魅力です。