先日行われた「ぐんまウェディングチーム」の定例会で、
LGBTsのウェディングについてお話を伺うことができました。
いろいろ悩みながら書いているうちに、ひと月経過してしまいました。
お話をしてくださったのは、Letibee(レティビー)の林さんと外山さん。
LGBTsの人たちが幸せに生きられるように、ウェディングだけでなく、生活の全般のことについてもサポートをしていらっしゃいます。
ウェディングを手掛けるようになったきっかけ、現在取り組んでいることなども含めて、LGBTsのウェディングの現状をお話くださいました。
最近、同性婚の結婚式の報道も見かけるようになり、プロデュースしますという会社も増えている印象があります。
私のスタンスとしては、LGBTsも十人十色なウェディングのうちのひとつという捉え方をしていて、
プロデュースする上での物理的な面に大きな違いはないと考えています。
しかし、プランニングする上では、ある程度突っ込んだこともお聞きしなければならないので、
精神的な面に関しては、自分が当事者でないために、誤解や偏見を知らぬ間にぶつけてしまいはしないかという畏れもあって、
きちんと知識がないといけないという考えであり、軽々しく「LGBTsを応援します!」とアピールするのには抵抗があります。
当事者でもあるLetibeeのおふたりのお話を聞いて、知識は大切だということを 確認することができてよかったです。
LGBTsの結婚には社会的な、そして法的な困難が伴うこと、
そして、周囲の人たち、特に家族の気持ちというものをより一層考える必要があること。
当然ながら当事者の方たちはそういう困難を理解しているわけですが、
結婚式をすることになって、プランナーなり式場なりに依頼をするにしても、そういった困難をきちんとわかっている人でないと任せられないという想いを持っている。
例えば身体の障害を持つ方にサービスを行うにも一定の知識が必要です。
新郎新婦の年齢層がかなり幅広くなり、再婚者も増えて、それぞれのカップルの背景が多様化した分、以前よりも知識や気配りは必要になっています。
きちんと知った上でプロデュースするという点では、どんなカップルでも同じだとも思います。
日本においては、法的には同性婚はまだ認められていませんが、
逆に、異性間で事実婚を選択するカップルも出てきています。
パートナーとして歩んでいく、ひとつの節目として結婚式を行いたいという気持ちを形にするのが結婚式。
ウェディングに携わる一人として、様々な形を知り、大切にしていきたいです。
LGBTsの方とのご縁があれば、まずはLetibeeのおふたりと連携を取りながらサポートできたらと勝手に思っています。
先日書いた、車椅子のウェディングのこともそうですが、多様な条件に対してしっかりとサポートができるように日々勉強ですね!