結婚することを決めて、ふたり一緒にそれぞれの実家に帰省、家族に結婚の報告……。
無事に家族に認められたら、次は挙式・披露宴をどうするかを考えることになりますね。
そもそも挙式や披露宴をやるのかどうか?
最近はこの段階から検討する方も少なくないと思います。
「結婚式・披露宴は必ずやるもの」という考え方は古いものとなり、現在では、
- 結婚式をする必要があるの?
- 結婚式に呼ぶのは身内だけでいいのでは?
という方が年々増えてきています。
結婚式をするかしないか?
それを考える際に参考にしてほしい、結婚式をする意義を3つ挙げておきましょう。
1.夫婦としての関係をつくる
結婚式を迎えるまでの過程には、たくさんの準備があります。
その準備すべきものの1つひとつを、ふたりで検討し、答えを出していくことになります。
しかし、結婚をする程に仲のよいふたりでも、時には意見が食い違います。
打合せの場でケンカになる場合もあるんです。
しかし、そういった過程を経て、そのおふたりの「夫婦の形」ができていくように思います。
結婚式は夫婦という関係を創るものでもあるのです。
結婚式そのもののための準備はもちろんですが、同時に、これから何十年と一緒にいるための、夫婦として歩み出すための準備をしているんです。
山あり谷ありの長~い結婚生活の節目節目で、夫婦で一緒に創り上げたウェディングは「夫婦の出発点」として思い返されるはずです。
2.ふたりの決意表明
今、おふたりの心の中は「一生一緒にいよう」という決意で満ちていると思います。
その想いを、周囲の方々に公にするイベントが結婚式です。
お互いが分かっていれば充分でしょ?と思うかもしれません。
しかし、想いを言葉に出すことで、更にその気持ちが大きくなりませんか?
大切な方々の前で宣言することで、一層相手への思いが強くなりませんか?
一生ふたりでやっていきます!という決意表明をする。
それが結婚式なのです。
3.家族にとっての節目
お客さまから、
「母が近所の人にまで結婚式の写真を見せているんです」
「祖母が披露宴のVTRを何度も見返しています」
というお話をよく聞きます。
結婚について、家を中心とする考え方はほとんどなくなりましたが、やはり身内の晴れの席というのは嬉しいもの。
ご家族やご親族にとっては、子どもが立派な大人に成長した証しでもあり、非常に喜ばしいのが結婚で、人生における「通過儀礼」の中でも、最も大きな規模で行われるといってもいい、晴れの場です。
また結婚は、双方の家にとって家族が1人増えること。
つまり、家族という最も身近で、最もつながりの深い、そして最も小さいコミュニティに、新たに人が加わるということです。
その反面、親元から独立する瞬間でもあり、ご家族にとっては一抹の寂しさを覚える場でもあるでしょう。
だからこそ、きちんとけじめをつけてほしい、節目として大切に考えてほしいという想いが、これまで受け継がれてきたのでしょう。
結婚式という節目をきちんと設けることが、今まで育ててくれたご家族への恩返しになるのかもしれません。
あなたは、結婚式をしますか?しませんか?